十三仏とは死者の七七日の至三十三回忌を司る仏なり。当飯綱参道に我が九世端応聖麟和尚道標として、一不動より十三虚空蔵に至る十三仏を建立し現世未来の道標としたるは誠に卓見して仏意を得たるものというべし。発眼爾来165年中に損夫したるあり。今内山氏故事を憶いこれを探求したけれども無し。新たに阿閦、大日の二如来を彫刻し安置することを発願幸い施主林氏を得てこの快挙を実現する。誠に善哉というべし。納欣快し些か九世和尚の縁に随し以て欺く縁起文を草す。
文化13年(1817年)5月建立(昭和46年5月24日補填再建)
発願主:長野市 内山五郎、施主:長野市 林信二郎
後孫大晶三十一世端大麟寛雄謹誌

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