下から上がってくると、何となくホッとする― カフェレストラン野花 柳沢登志子さん
地面から15mの高さにあるテラスが自慢
お店を始めて6年になります。以前は生花業を35〜6年していました。機関士をしていた主人が定年退職した時、何かやろうかと。たまたまここの土地を20代の時に買っておいたんです。ここは斜面だけど、メイン道路からちょっと入ったところで静かだし。
四季折々の自然を楽しみながらゆっくりくつろげるお店として、お客さんに楽しんでもらえればと思っています。
周りをテラスにしてあって、地面から15mくらいの高さがあるんで、夏は下から涼しい風が吹き上げて、天然クーラーなるんですよ。
手打ちそばや焼きカレー、スパゲティーなど色んな種類のメニューをお出ししています。季節に応じて素材を変えたりして。おうどんやカツ丼は冬だけのメニューです。
山菜の季節には17〜8種類の天ぷらを山盛りにして出しています。飯綱にはタラの芽やコシアブラが多くて、この辺の薮に入ればすぐに採れますよ。
スイーツはシフォンケーキなど素朴なものを出しています。山らしくね(笑)。
飯綱に上がってくるとホッとする
飯綱のいいところは、やっぱり自然ですね。下から上がってくると、だんだんグリーンが増えてきて、何となくホッとするというかね。下ではすぐに隣の家になっちゃうけど、ここに上がってくるとだんだんグリーンが広がって、春は芽吹き、夏になると色が濃くなって…と四季があるでしょ。気持ちがフワーッとなるのよね。だから何もないところ、ゴチャゴチャしていないところがいいんじゃないかしら。あんまり観光地化されていなくて、人が混み合っていないから。
どこに行っても山が見えて、自然があって、冬は林の中をスキーで歩いてもいいし、そういうところがいいですね。誰も歩いていない新雪のところを歩いたりね。
(2011年12月17日)
■ カフェレストラン野花
〒380-0888 長野市上ヶ屋2471-2341
TEL. 026-239-2488