秋の七草
秋の七草を探しに高原に出かけてきました
お盆が過ぎるとめっきり涼しくなる飯綱高原。大谷地湿原や一の鳥居苑地周辺へ秋の七草を探しに出かけてきました。
黄色い細かな花が集まって咲くオミナエシ(女郎花)粟花とも呼ばれます。似た花で白い色の物はオトコエシ(男郎花)
和歌にも詠まれており、古くから親しまれている花のようです。どちらもオミナエシ科、消炎・利尿などの薬効があり、薬草として使われているようです。
お月見にはお団子とともに欠かせなません(笑)
今年の中秋の名月は9月10日(土)晴れるといいですね。
キキョウ(桔梗) ぷっくり膨らんだツボミが可愛いです。せきどめ、去痰などの薬効があるようです。
細かい切れ込みが入った特徴的な花弁をも持つ可愛らしい姿のナデシコ(撫子)(カワラナデシコ)
日本女性の美称として大和なでしこという言葉もありますね。
フジバカマ(藤袴)はアサギマダラがよく訪れる花として知られていますが、日本では数が少なくなり準絶滅危惧種となっています。
左の写真はヒヨドリバナ?(ヨツバヒヨドリ?)花の形がそっくりです。
フジバカマは葉が3裂しているのが特徴ですが、なかなか見分けがつきません。
根から採ったでんぷんはくず粉になります。もちもちした食感のくずもちは美味しいですね。
風邪薬にも使われる葛根湯も葛の根などを原料にしているそうです。
繁殖力が強く、ひと夏で10mも伸びることがあり、アメリカでは侵略的外来種と呼ばれているそうです。
ピンク色の花をつけるハギ(萩)花がたくさん咲くと重みで垂れる様子も風情があります。
萩の字は「草かんむり」に「秋」でまさしく秋を代表する花の一つです。
春はぼたもち、秋はおはぎと呼びますが、ハギの花がアズキに似ているため「おはぎもち」から「おはぎ」と呼ばれるようになったとか。
春の七草とともに秋の七草は古くから目で楽しむだけでなく、和歌に詠まれたり、薬用など生活の一部として日本で親しまれています。
今回上から順に、オミナエシ、ススキ、キキョウ、ナデシコ、フジバカマ、クズ、ハギと並べましたが、最初の一文字をとってオスキナフクハ(お好きな服は)と覚えると良いと書いてあるサイトを参考にしました。
春の七草は頭に入っていても秋の七草はなかなか覚えられなかったので、これを機に覚えたいです。
あちこち散策すると秋の七草を見つけられますよ。少し涼しくなった高原にお出かけしてみませんか?