高原の花たち
大谷地湿原や一の鳥居苑地の花々
一の鳥居苑地の駐車場から上がっていくとニガナの花に迎えられました。
遊歩道の両側にふわふわと揺れて咲く様子が可愛らしいです。場所によっては白い花と混ざって咲いています。
花が咲くと全く違う姿になるので、初めて見た時は違う花かと思いました。
上の広場ではアヤメの花が咲いていました。一の鳥居苑地をオレンジ色で彩っていたレンゲツツジはわずかに数えるほどとなっていました。
レンゲツツジはほぼ終わってしまいましたがヤマツツジが満開に咲きそろっていました。
遊歩道の脇ではベニバナイチヤクソウやジンヨウイチヤクソウが咲いていました。
足元をよく見ると、薄いブルーのグンバイヅルや、夏に赤い実をつけるマルバフユイチゴの花も見られました。
グンバイヅルの花びらが少しオオイヌノフグリに似ていると思い調べたところ、どちらもオオバコ科クワガタソウ属とのこと。なるほどなぁと納得しました。
大谷地湿原に足を伸ばすと、フタリシズカの花がところどころに咲いていました。
中にはサンニンシズカになったものも(#^^#)
遊歩道を歩くと緑の中で白い花が目につきます。
秋に綺麗な青い実をつけるサワフタギの花と、赤い実をつけるヤブデマリ(ケナシヤブデマリ)の花たちです。
星形の花を発見かと思いきや、春に大谷地を黄色く彩っていたリュウキンカの種のようです。
鮮やかに咲く花の時期はよく見ていますが、花後の姿も可愛らしいですね。
今年もサイハイランに出会えました。薄いピンク色で変わった形を姿をしています。
足元をいきなりすごい速さで動くのでびっくりするカナヘビ(この辺りではかねちょろとも呼びますね)やぴょんぴょん跳ねるカエルにも出会いました。
この時期は花が少ないかと思いましたが、意外にいろいろな花に出会うことができました。
梅雨の晴れ間、市街地は30度近い気温の日もありますが、高原は5度ほど低く、風も爽やかです。
ゆっくり散策はいかがですか